ブログ|合同会社りひと

オフィシャルブログ

第9回訪問看護雑学講座

皆さんこんにちは!

合同会社りひと、更新担当の中西です。

さて今回は

~それぞれの特徴~

ということで、これら精神疾患に共通する主な特徴を通じて、当事者への理解と支援の視点を深く掘り下げていきます。

 

精神疾患とは、単なる気分の落ち込みや気分屋ではなく、脳の機能障害や心理的要因により、思考・感情・行動に困難をきたす病気です。代表的なものにはうつ病、統合失調症、双極性障がい、不安障がい、PTSD、強迫性障がいなどがあります。


1. 外から見えにくい「不可視性」

■ 精神疾患の最も大きな特徴は、外見からは分かりにくいという点です。

  • 手足が動かない、血が出ているといった目に見える症状はない

  • 周囲からは「元気そう」「普通に見える」と誤解されやすい

  • 本人も無理して“平常を装う”傾向がある

この不可視性こそが、誤解・偏見・孤立を生む最大の原因になっています。


2. 症状の「波」と「個人差の大きさ」

■ 精神疾患は“一定していない”のが特徴です。

  • 日によって体調・気分・認知力が大きく変化

  • ある日は外出できても、翌日は布団から出られないことも

  • 同じ診断名でも、症状や生活への影響は人によって異なる

つまり、「この病気の人はこうだ」と一概に判断できないのが精神疾患の本質です。


3. 自己否定と罪悪感の強さ

■ 特にうつ病や不安障害に多く見られる傾向です。

  • 失敗を過剰に反省し、自分を責め続けてしまう

  • 「自分のせいで迷惑をかけている」「生きていてはいけない」といった思考に陥る

  • 他者に頼ることができず、孤立を深めてしまう

これらは意志の弱さではなく、病の影響による思考の歪みなのです。


4. 社会との接点で生じる「見えない壁」

■ 就労・学業・家庭生活において困難を抱えやすい

  • 集中力の低下、対人関係の疲弊、突発的な体調不良

  • 職場や学校の理解不足により「甘え」「怠慢」と受け取られることも

  • 制度はあっても、社会の仕組みが“健康前提”で動いている

この“構造的ハードル”が、精神疾患のある人をさらに苦しめる要因となっています。


5. 治療の長期性と再発のしやすさ

■ 精神疾患は「風邪のようにすぐ治る病気」ではありません。

  • 薬物療法・心理療法・生活支援など、治療には時間がかかる

  • 回復と再発を繰り返す「慢性疾患」としての性質も

  • 本人や家族に“継続的な理解と支援”が必要不可欠

焦らず、「支えることをあきらめない」社会的まなざしが重要です。


6. 周囲との関係が“症状に影響する”

■ 精神疾患では、人間関係の質が回復に大きく影響します。

  • 誰かに“理解されている”という実感が回復を後押しする

  • 「励ましすぎる」「否定する」などの言動は悪化の原因にも

  • 相手を“コントロール”せず、“寄り添う”姿勢が求められる

つまり、治療者だけでなく、家族や職場、地域も「治療の一部」なのです。


おわりに

精神疾患は、目に見えず、理解されにくいがゆえに、当事者を二重三重に苦しめてきた歴史があります。しかし、その特性を正しく理解することで、共に生きる道は必ず開けます。

 

合同会社りひとでは、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!
「人柄」を重視した採用を行っておりますので、興味のある方はぜひ求人情報ページをご覧ください。
皆さまのご応募を心よりお待ちしております!

詳しくはこちらから!

第8回訪問看護雑学講座

皆さんこんにちは!

合同会社りひと、更新担当の中西です。

さて今回は

~社会保障制度~

ということで、精神疾患と向き合う方々を支える制度の仕組み、課題、そして今後の方向性について深く掘り下げていきます。

 

うつ病、統合失調症、不安障がい、双極性障がいなど、精神疾患を抱える人は年々増加傾向にあります。精神疾患は「目に見えにくい障害」であるがゆえに、理解されにくく、社会参加に困難を抱えることもしばしばです。そんな中で、社会保障制度は当事者の生活を支える大切な“セーフティネット”です。


1. 精神疾患と向き合う社会の現状

■ 数字で見る実態

  • 精神疾患を有する患者数:約600万人(厚労省推計)

  • 中でもうつ病や不安障害は20~40代に多く、就労や学業継続に影響

■ 偏見と孤立

  • 「怠けている」「甘えている」という誤解

  • 障害の“見えにくさ”からくる支援の行き届きにくさ

だからこそ、制度の活用は「生きやすさ」を手に入れる重要な手段なのです。


2. 精神疾患に関わる主な社会保障制度

■(1)精神障害者保健福祉手帳

  • 精神障がいの等級(1~3級)に応じて交付される

  • 各種割引(公共交通機関、携帯電話、税金軽減)を受けられる

  • 就労支援や福祉サービス利用時の“証明書”としての役割も大きい

■(2)障がい年金

  • 障がい基礎年金・障がい厚生年金があり、生活支援の柱となる制度

  • 初診日と保険加入要件、障害認定日の状態によって支給の可否が決まる

  • 精神疾患による就労困難な場合の「生活保障」の一助に

■(3)自立支援医療制度(精神通院)

  • 通院医療費が1割負担に軽減される制度(所得に応じて上限設定あり)

  • 精神科通院にかかる負担が大幅に軽減され、治療継続を後押し

■(4)就労支援制度(就労移行支援・A型・B型など)

  • 訓練・職業紹介を通じて社会復帰を目指す

  • 利用者の能力や病状に応じた柔軟な支援プランが用意されている


3. 制度活用の課題と障壁

■ 知られていない制度

  • 精神疾患のある方自身やその家族が「制度の存在を知らない」ケースが多い

  • 医療機関や福祉窓口での情報提供が不十分な場合も

■ 申請のハードル

  • 手続きの煩雑さや、症状による判断能力の低下が申請の障害に

  • 精神疾患特有の「変動的な症状」が認定に影響することも

■ 偏見の残る現場

  • 職場や教育現場でのスティグマ(負の烙印)

  • 制度利用者に対する「逆差別」といった誤解


4. 社会的背景と制度の進化

■ 精神保健福祉法の変遷

  • 昔は「隔離・保護」が重視されたが、近年は「地域生活への移行支援」へ

  • 精神疾患は「治療すべき病」であるとともに「共に生きる障がい」へと再定義されつつある

■ 共生社会の実現に向けて

  • 精神障がいも「障がい者差別解消法」の対象に

  • 学校教育・企業研修でのメンタルヘルスリテラシー向上も期待


5. 今後の展望:制度から“社会理解”へ

制度は重要ですが、それ以上に求められるのは「社会全体の理解」です。

  • 障害者本人の“語る力”の尊重

  • 家族・支援者の「寄り添い方」の見直し

  • 医療・福祉・行政・地域が連携する“複合支援体制”

精神疾患のある人も、そうでない人も、誰もが安心して生きられる社会へ。その第一歩が、制度を知ることです。


おわりに

精神疾患を抱えて生きることは、容易ではありません。しかし、日本には支援制度があり、それを正しく知り、活用することで「生きる力」を手にすることができます。

 

合同会社りひとでは、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!
「人柄」を重視した採用を行っておりますので、興味のある方はぜひ求人情報ページをご覧ください。
皆さまのご応募を心よりお待ちしております!

詳しくはこちらから!

第7回訪問看護雑学講座

皆さんこんにちは!

合同会社りひと、更新担当の中西です。

さて今回は

~違い~

ということで、その違いわかりやすく整理し、どのよう選ぶ掘り解説ます。

 

在宅高齢がい支えるサービスとして、よくする「訪問介護」と「訪問看護」。名前いるため混同がちですが、実際目的・提供者・内容・費用負担など大きな違いあります。


訪問介護は?

定義

ホームヘルパー(介護職員)」自宅訪問し、日常生活支援行う介護サービス。

対象

  • 介護1~5認定受け方(※支援1・2訪問サービス対応)

  • 基本介護保険制度によって提供れる

サービス内容

  • 食事・排泄・入浴など身体介護

  • 調理・洗濯・掃除・買い物代行など生活援助

  • 通院付き添い服薬確認など一部医療配慮

提供

  • 初任研修・実務研修など資格介護職員(ヘルパー)


訪問看護は?

定義

看護師」や「理学療法士」など医療専門自宅訪問し、医療ケア健康管理行う医療サービス。

対象

  • 年齢関係なく、医療管理処置必要

  • 医師による「訪問看護指示書」必要

  • 医療保険または介護保険どちらでも利用可能(条件による)

サービス内容

  • バイタルチェック・病状観察・点滴・褥瘡(床ずれ)ケア

  • カテーテル管理・服薬管理

  • 末期ケア・リハビリ・精神支援

  • 医師連携、緊急対応

提供

  • 看護師、保健師、助産師、PT(理学療法士)など医療専門


比較表:訪問介護 vs 訪問看護

項目 訪問介護 訪問看護
管理制度 介護保険中心 医療・介護保険対応
提供 介護職(ヘルパー) 看護師・
目的 生活支援・介助 医療ケア・健康管理
医師指示 不要 必須
緊急対応 原則なし 24時間体制あり(ステーションによる)

よくある勘違い現場

  • 訪問介護点滴ほしい」→できせん
     →医療行為訪問看護のみ対応可能です。

  • 訪問看護掃除ほしい」→基本対象
     →生活援助訪問介護役割です。

  • どちら使えるの?」→併用可能
     →必要て、ケアマネジャー主治医調整ます。


訪問介護」と「訪問看護」は、目的役割まったく異なる在宅支援サービスです。大切は、本人状態ニーズ合わせて、どちら(または両方)活用すべ正しく理解し、適切組み合わせることです。制度知ることが、心して在宅暮らすため第一歩となります。

 

合同会社りひとでは、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!
「人柄」を重視した採用を行っておりますので、興味のある方はぜひ求人情報ページをご覧ください。
皆さまのご応募を心よりお待ちしております!

詳しくはこちらから!

第6回訪問看護雑学講座

皆さんこんにちは!

合同会社りひと、更新担当の中西です。

 

 

さて今回は

~制度~

ということで、訪問看護制度仕組み・対象・提供内容・利用方法など体系解説ます。

 

高齢社会進行や、在宅療養ニーズ高まりとともに注目いるが「訪問看護制度」です。病院ない、あるいは自宅療養希望する方々に対して、看護自宅訪問医療ケア提供する制度あり、在宅医療中核担う存在です。


訪問看護は?

訪問看護は、医師指示と、看護保健師、理学療法など専門利用自宅訪れ、医療ケアリハビリテーション、生活支援など行う在宅医療サービス一つです。


制度基本構造

対象

  • 高齢者、がい者、難病患者、がん末期など

  • 医療ケア必要で、医師訪問看護指示

  • 介護認定受けは「介護保険」、それ以外は「医療保険」利用基本

保険制度関係

  • 介護保険介護1以上対象。ケアマネジャーケアプラン位置づける必要あり。

  • 医療保険介護保険該当や、特定疾患・急性対応など必要場合適用。

利用時間・頻度

  • 130~90程度、1~数回

  • 医師指示利用状態変動


訪問看護提供れるサービス

サービス内容 説明
健康チェック 血圧・脈拍・体温測定、全身状態観察
医療処置 点滴、カテーテル管理、褥瘡ケア、服薬管理など
リハビリ支援 ADL(歩行・食事など)改善ため運動指導
ターミナルケア がん末期老衰など末期ケア家族支援
精神サポート 本人および家族不安軽減生活相談

利用流れ

  1. 主治医診察訪問看護指示発行

  2. 訪問看護ステーション契約

  3. 利用開始(ケアマネジャー調整・介護保険利用場合)

  4. 定期報告医師連携


制度意義メリット

  • 入院期間短縮在宅療養可能なることで、病院ベッド不足対応

  • QOL(生活質)向上自宅心して療養可能

  • 家族負担軽減専門支援により介護負担分散れる


注意課題

  • 地域によってサービス提供体制格差ある

  • 夜間・緊急対応限界あること

  • 利用医師指示必須(自己判断依頼不可)


訪問看護制度は、病気がいあっも「自宅生きる」支える、今後ますます重要性増す制度です。医療生活交差する現場で、訪問看護果たす役割非常大きく、医療機関地域連携成功カギとなります。

 

合同会社りひとでは、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!
「人柄」を重視した採用を行っておりますので、興味のある方はぜひ求人情報ページをご覧ください。
皆さまのご応募を心よりお待ちしております!

詳しくはこちらから!

第5回訪問看護雑学講座

皆さんこんにちは!

合同会社りひと、更新担当の中西です。

さて、本日は第5回訪問看護雑学講座!
テーマは「セルフケアと生活習慣改善で在宅療養をサポート」です。


第5回:セルフケアと生活習慣改善で在宅療養をサポート

前回は緊急時の対応マニュアルと備えのポイントをご紹介しました。
今回は、日々の生活の中で患者様自身が取り組めるセルフケアと、生活習慣を改善して在宅療養をより快適にするコツを解説します。

1. バランスの良い栄養管理

  • 三大栄養素のバランス
    主食(炭水化物)・主菜(たんぱく質)・副菜(ビタミン・ミネラル)を意識して食事を組み立てましょう。

  • 簡単調理の活用
    下ごしらえ済み食材や宅配食サービスを取り入れ、無理なく栄養補給。

  • 水分補給
    脱水を防ぐため、1日1.2~1.5Lを目安にこまめに摂取。特に夏場や発熱時は意識して水分をとりましょう。

2. 適度な運動と体位変換

  • 室内ストレッチ
    寝たきりや歩行が困難な方も、手足の関節を軽く動かすストレッチを1日2回、各5分程度行うと血行促進に。

  • 体位変換
    長時間同じ姿勢を続けると褥瘡(床ずれ)リスクが高まります。2時間ごとに仰向け→横向きへと体位を変えましょう。

  • 椅子座位での足踏み運動
    椅子に座ったままでもかかとを上下に動かすことで下肢の血流改善に役立ちます。

3. 睡眠と休息の質向上

  • 就寝・起床リズムの固定
    毎日同じ時間に寝起きすることで体内時計が整い、深い睡眠を促進。

  • 環境整備
    室温は18~22℃、湿度40~60%を目安に調整。遮光カーテンや耳栓で静かな環境を作りましょう。

  • 昼間の短時間仮眠
    30分以内の仮眠は疲労回復に効果的ですが、長すぎると夜間の睡眠に影響します。

4. ストレスケアとメンタルヘルス

  • リラックス習慣
    好きな音楽を聴く、アロマを焚くなど、心が落ち着く時間を1日1回作りましょう。

  • コミュニケーション
    家族や訪問看護師との会話で気持ちを共有。悩みや不安を言葉にすることでストレス軽減につながります。

  • 簡単な認知トレーニング
    計算ドリルやクロスワードなどを1日数分取り入れ、脳を活性化。

5. 訪問看護師との協働プラン

  1. セルフケアプランの作成
    看護師と相談し、無理なく続けられる運動・栄養プランを立てます。

  2. 進捗の共有
    訪問時に取り組み状況を報告し、効果や困りごとをフィードバック。

  3. モチベーション維持
    小さな目標設定と達成の記録を行い、達成感を得られる仕組みを作りましょう。


以上、第5回訪問看護雑学講座でした!
次回の第6回は「緊急時の対応マニュアルと備えのポイント」をお届けします。
緊急時にも慌てず対応できるよう、具体的な準備と手順を解説しますので、ぜひご期待ください!

――――――――――――――――
合同会社りひとでは、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!
「人柄」を重視した採用を行っておりますので、興味のある方はぜひ求人情報ページをご覧ください。
皆さまのご応募を心よりお待ちしております!

詳しくはこちらから!

第4回訪問看護雑学講座

皆さんこんにちは!

合同会社りひと、更新担当の中西です。

さて、本日は第5回訪問看護雑学講座!
テーマは「セルフケアと生活習慣改善で在宅療養をサポート」です。


第5回:セルフケアと生活習慣改善で在宅療養をサポート

前回は患者様自身が異変に気づく重要性と、具体的なサイン、早期発見のポイント、連携方法についてご紹介しました。
今回は、日常生活の中でできるセルフケアと、生活習慣を改善して在宅療養をより快適にするコツを解説します。

1. セルフケアの基本ポイント

  1. バランスの良い食事

    • 主食・主菜・副菜を揃えて栄養バランスを整える。

    • 調理が大変な場合は、宅配サービスや下ごしらえ済み食材を活用。

  2. 適度な運動

    • ベッド上や室内でできるストレッチや軽い体操を毎日10~15分。

    • 血流促進や筋力維持に効果的で、褥瘡(床ずれ)予防にもつながります。

  3. 十分な睡眠

    • 就寝・起床時間を一定に保ち、質の良い睡眠を確保。

    • 夜間のトイレ回数が多い場合は、夕方以降の水分摂取量を調整しましょう。

  4. ストレス管理

    • 好きな音楽や読書、趣味の時間を取り入れて気分転換。

    • 家族や訪問看護師に悩みを相談し、心の負担を軽減。

2. 生活習慣改善のコツ

  • 水分補給の習慣化
    → 脱水は認知機能低下や便秘、尿路感染の原因に。1日1.5~2Lを目安に少量ずつこまめに摂取しましょう。

  • 排泄リズムの整備
    → トイレに行く時間を決めて習慣化すると便秘予防に。食後30分以内の排便を促すと効果的です。

  • 体温管理
    → 室温は18~22℃、湿度は40~60%を保つと快適。冬場は暖房器具の使い方に注意し、火傷や乾燥を防ぎましょう。

  • 服薬アドヒアランス向上
    → お薬カレンダーや服薬アプリを使い、飲み忘れ・飲み間違いを防止。訪問看護師に状況を報告して調整してもらいましょう。

3. 訪問看護師との協働ポイント

  1. セルフケアプランの作成

    • 看護師と相談し、自分に合った運動や食事プランを立てる。

  2. 定期的な振り返り

    • 訪問時にセルフケアの実践状況を報告し、改善点を一緒に検討。

  3. モチベーション維持

    • 目標を小さく設定し、達成したら自分にご褒美を。

    • 家族や看護師に進捗を共有して、励まし合う仕組みをつくりましょう。


以上、第5回訪問看護雑学講座でした!
次回の第6回は「緊急時の対応マニュアルと備えのポイント」をお届けします。
緊急時に慌てず対応するための準備と具体的手順を解説しますので、ぜひご期待ください!

――――――――――――――――
合同会社りひとでは、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!
「人柄」を重視した採用を行っておりますので、興味のある方はぜひ求人情報ページをご覧ください。
皆さまのご応募を心よりお待ちしております!

詳しくはこちらから!

 

apple-touch-icon.png

もう一度、お風呂に入れた

皆さんこんにちは!

合同会社りひと、更新担当の中西です。

 

 

さて今回は

~もう一度、お風呂に入れた~

ということで、入居者様のうれしいご報告♪

 

昨年の10月、私たちの施設にパーキンソン病を患った一人のご利用者様が入所されました。要介護レベルで、入浴も困難、立ち上がると後方に突進する姿勢反射、そして関節の拘縮も見られ、自立した生活は難しい状況でした。

しかし、そこからの歩みは、私たち介護職員にとっても心を打つものでした。


一歩ずつ、そして一ヶ月後には「自立歩行」

リハビリスタッフと連携し、上肢・下肢の機能回復を目的としたリハビリを毎日少しずつ積み重ねていきました。最初はほんの少し足を動かすだけでも苦労されていたご利用者様が、少しずつ表情を明るくし、意欲的になっていったのです。

そして、たった1か月で、ご自身の力で歩けるようにまで回復されました。私たち職員も驚きと感動を隠せませんでした。


「お風呂に入れたのが一番うれしい」

その方が自立歩行できるようになった日、最初に希望されたのは「お風呂に入りたい」でした。

職員の介助のもと、数か月ぶりにご自身の足で湯船に入られた瞬間——ご利用者様の目に涙が浮かびました。

「こんなに気持ち良かったなんて。お風呂に入れたのが、一番うれしい」

その一言に、私たち職員も胸が熱くなりました。介護という仕事が、生活の一瞬一瞬を取り戻す手助けであり、人生の喜びを支えるものであることを、改めて実感した瞬間でした。


家族も、職員も、みんなで喜ぶ介護の力

ご家族もその変化に大変喜ばれ、わざわざ手紙で感謝の言葉をいただきました。日々の小さな進歩を見守り、支え続ける介護職の努力は決して目立つものではありません。でも、こうした「できるようになった」という瞬間に立ち会えた時、その喜びは何にも代えがたい宝物になります。

そしてそれは、私たち職員自身のモチベーションにもつながっていくのです。


介護は「人の生きる力」を引き出す仕事

介護は、単なる日常生活の手助けではありません。誰かの「もう一度〇〇したい」という願いを叶えるために、一緒に歩む力です。

そのために必要なのは、時間、技術、そして「その人を思う心」。今回の経験は、私たちに改めてその大切さを教えてくれました。

これからも、私たちは一人ひとりの「できた!」の瞬間を、共に喜び合える介護を続けていきます。


ご覧いただきありがとうございました。
心を込めた介護が、人生の質を大きく変えることがある。そんな日々の積み重ねを、これからも記録し続けていきたいと思います。

 

合同会社りひとでは、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!

私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。

ぜひ求人情報ページをご覧ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております!

 

 

詳しくはこちらから!

 

apple-touch-icon.png

第3回訪問看護雑学講座

皆さんこんにちは!

合同会社りひと、更新担当の中西です。

 

 

さて今回は

~自身で気づく重要性~

ということで、訪問看護における患者様自身の異変の気づきの重要性、具体的な異変のサイン、早期発見のポイント、訪問看護師との連携方法 について詳しく解説します♪

 

訪問看護は、病院や施設ではなく自宅で療養する患者様の健康管理や生活支援を行う重要な医療サービス です。看護師やリハビリ専門職が定期的に訪問し、健康状態のチェックや医療処置を行いますが、24時間常にそばにいるわけではありません

そのため、患者様自身やご家族が日々の体調の変化に気づき、適切な対応をすることが非常に重要 になります。小さな異変を見逃さずに早期に対処できるかどうかが、病状の悪化を防ぎ、安心して在宅療養を続けるカギ となります。


1. なぜ患者様自身の異変の気づきが重要なのか?

訪問看護の利用者は、慢性疾患を抱える方、がんや難病で療養中の方、高齢者、障がいを持つ方などさまざま ですが、共通しているのは「病院ではなく自宅で過ごす時間が圧倒的に長い」ということです。

訪問看護師が来るのは限られた時間のみ
➡ 週に1~数回の訪問であり、異変があっても看護師がすぐに気づくことは難しい

病状の急変はいつ起こるか分からない
急な体調の変化に早く気づけば、病状の悪化を未然に防ぐことができる

早期発見が入院や緊急対応を防ぐ
➡ 早めの対応で適切な処置を行えば、重症化を防ぎ、在宅での生活を続けやすくなる

このように、訪問看護のサポートを受けながらも、患者様自身が日々の健康状態に意識を向けることが、より良い療養生活につながる のです。


2. どんな異変に気づくべきか?具体的なサインを知ろう

では、患者様自身がどのような異変に気をつけるべきなのか、具体的な症状をチェック項目として整理 してみましょう。

① 身体的な異変

  • 発熱・寒気(感染症や炎症の兆候)
  • 息苦しさ・呼吸が浅い(肺炎・心不全の可能性)
  • 動悸・胸の痛み(心臓疾患のサイン)
  • めまい・ふらつき(低血圧や脳の異常)
  • 手足のむくみ(腎機能や心臓への負担)
  • 食欲不振・体重の急激な変化(栄養状態や疾患の影響)

② 意識・認知の変化

  • ぼんやりする・会話の受け答えが遅くなる(脳梗塞や脱水の可能性)
  • 夜中に突然大声を出す・興奮する(認知症の進行やせん妄の疑い)
  • 薬の飲み忘れや間違いが増える(記憶力の低下)

③ 排泄の変化

  • 尿の回数が極端に増えたor減った(腎臓・前立腺の異常)
  • 便秘や下痢が続く(腸のトラブル、脱水の可能性)
  • 尿の色が濃い・赤い・白く濁る(感染症や血尿)

④ 傷や皮膚の異変

  • 床ずれ(褥瘡)ができている(寝たきりの方は特に注意)
  • 傷の治りが遅い(糖尿病などの影響)
  • 皮膚が黄色っぽい・紫色のあざができやすい(肝臓疾患や血液の問題)

このような異変に気づいたら、すぐに記録をとる・訪問看護師に相談する・必要なら医療機関を受診する ことが大切です。


3. 早期発見のためにできること

では、日々の生活の中でどのように異変に気づけばよいのでしょうか?

① 毎日の体調を記録する習慣をつける

「昨日と比べて違和感があるか?」を意識するために、簡単な健康チェックシートを活用するのがおすすめ です。

体温・血圧・体重を測定(異常がないか確認)
食事・排泄の記録(食欲や便の変化をチェック)
睡眠時間や気分の変化をメモする(睡眠不足や気分の変動を確認)


② 訪問看護師との連携を強化する

訪問看護師に、「最近体調がどうか?」「気になることはあるか?」を積極的に伝える ことが大切です。

訪問時に「最近こんな変化があった」と報告する
日常で気づいたことをメモしておき、看護師に伝える
薬の飲み忘れや副作用について相談する


③ 家族や周囲の人と情報共有する

一人で気づくのが難しい場合、家族やヘルパー、介護スタッフと情報を共有する ことで、異変に気づきやすくなります。

家族と「今日はこんなことがあった」と話す
「最近表情が暗い」「歩き方が違う」と気づいたら周囲に報告
訪問看護師と家族が連携し、体調管理をサポート


4. まとめ:自分自身の異変に気づくことが、健康を守る第一歩!

訪問看護を受けながら安全に在宅療養を続けるためには、患者様自身が日々の体調の変化に敏感になることが重要 です。

小さな異変(発熱・息苦しさ・食欲低下など)を見逃さない
毎日の健康チェックを習慣化する
訪問看護師や家族と連携し、早期対応を心がける

体調の変化を早く察知することで、病状の悪化を防ぎ、安心して自宅での療養を続けることが可能 になります。ぜひ、日々の健康チェックを意識しながら、安全で快適な生活を送ってください!

 

 

 

合同会社りひとでは、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!

私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。

ぜひ求人情報ページをご覧ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております!

 

 

詳しくはこちらから!

 

apple-touch-icon.png

第2回訪問看護雑学講座

皆さんこんにちは!
合同会社りひと、更新担当の中西です。

 

本日は第2回訪問看護雑学講座!

今回は、訪問看護の流れについてです

 

訪問看護を初めて利用する方の中には、「どんなふうに進むの?」「私でも使えるのかな?」と不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。

でも大丈夫!今回は、訪問看護を始めるときの具体的な流れを丁寧にご説明します。

これを読めば、きっと安心して一歩を踏み出せますよ!

 

 

1. 相談と契約
最初はご相談からスタートします。

 

お問い合わせ
まずは電話やメールでお気軽にご連絡ください。

現在の状況やご要望を簡単にお伝えいただければ大丈夫です。

 

初回訪問と説明
看護師がご自宅に伺い、サービスの内容や流れをご説明します。

疑問や不安な点があれば、このときに何でも聞いてください!

 

契約手続き
訪問看護を利用するにあたっての契約を進めます。

「こんなサービスがあるんだ!」と驚かれる方も多いですよ。

 

 

2. 訪問スケジュールの作成
次に、訪問する頻度や時間を決めていきます。

 

医師の指示書に基づいたプラン作成
訪問看護は医師の指示に基づいて行います。

必要な医療ケアや看護の内容を確認し、それに沿ったケアプランを作成します。

 

生活リズムに合わせた調整
訪問の時間帯や頻度は、利用者さんやご家族の生活スタイルに合わせて柔軟に調整可能です。

例えば、通院日の前後に重点的に看護を行うなど、個別に対応します。

 

 

3. 実際の訪問看護
いよいよ訪問看護がスタートします!

 

看護師の訪問
指定された日時に看護師が訪問し、健康状態のチェックや医療ケアを行います。

例えば、バイタルチェック(血圧や体温の測定)や点滴、リハビリなどを実施します。

 

生活支援もばっちり
入浴やトイレの介助、食事のサポートなど、日常生活の中で困りごとがあれば対応します。

看護師が訪問することで、利用者さんだけでなくご家族の負担も軽減されます。

 

状態の報告と連携
訪問後は、利用者さんの状態を医師やケアマネジャー、ご家族に報告します。

必要があれば、プランを見直してより適切なケアを提供します。

 

初めての方でも安心!
訪問看護は、ただ「看護を受ける」だけでなく、利用者さんと看護師が一緒に良い生活を作り上げるものです。

初めてで不安な方でも、丁寧にサポートしますので、どうぞリラックスしてご利用くださいね。

 

次回は、「訪問看護で受けられるサービスの種類」について詳しくお話しします!

 

訪問看護は、プロのサポートを受けながら自宅で安心して暮らすための素晴らしい仕組みです。

ぜひ、このブログをきっかけに訪問看護の魅力をもっと知ってくださいね!

 

以上、第2回訪問看護雑学講座でした!

次回の第3回もお楽しみに!

 

 

合同会社りひとでは、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!

私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。

ぜひ求人情報ページをご覧ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております!

詳しくはこちらから!

 

apple-touch-icon.png

 

 

第1回訪問看護雑学講座

皆さんこんにちは!
合同会社りひと、更新担当の中西です。

いよいよ寒くなってきましたが、皆さん元気に過ごされていますか?

風邪をひかないよう、防寒対策を徹底していきましょう!

 

さて、本日からシリーズ更新が始まります!

合同会社りひと監修!
訪問看護雑学講座!

 

訪問看護に関する豆知識を毎回少しずつお届けしたいと思います。

 

記念すべき第1回目のテーマは!

訪問看護の基本的な役割についてです!

 

訪問看護と聞いて、どんなイメージを持っていますか?
「病院に行かなくても看護師さんが来てくれるサービス」と思っている方、まさにその通りです。

でも訪問看護にはそれ以上の魅力がたくさん詰まっているんです。

今回はその基本について、詳しくご紹介します!

 

 

訪問看護の基本的な役割
訪問看護は、自宅にいながらプロの看護を受けられるサービス。

病院に行く負担を減らしながら、個々の生活スタイルに合ったケアを受けられるのが特徴です。主な役割をご紹介します!

 

 

健康管理
– バイタルチェック(血圧や体温の測定)や服薬管理を通じて、体調の変化を早期に発見します。
– 「最近少し元気がない」「食欲が落ちてきた」など、細かい変化も見逃しません。

 

医療ケア
– 点滴や傷の処置、人工呼吸器の管理など、病院と同じような医療ケアを自宅で受けられます。
– 定期的なケアで病気の進行を抑えたり、治療効果を高めるお手伝いをします。

 

生活のサポート
– 入浴や食事、トイレ介助など、日常生活で困る場面をサポート。
– また、リハビリを通じて身体機能の維持や向上を目指します。

 

こんな方におすすめ
訪問看護は、以下のような方に特におすすめです!

 

高齢で病院に通うのが難しい方
自宅で看護を受けられるため、通院の負担を軽減できます。

 

病気や障害があり、自宅でのケアが必要な方
ご自身でのケアが難しい場合や、より専門的なケアが必要な場合に最適です。

 

ご家族だけでは対応が難しい医療ケアをサポートしてほしい方
例えば、点滴や胃ろうの管理など、専門知識が求められるケアも訪問看護ならお任せです。

 

訪問看護の魅力
訪問看護の一番の魅力は、「自宅で安心して暮らし続けられる」ことです。
病院や施設ではなく、自宅で過ごす時間を大切にしたいと思う方にとって、訪問看護は心強い味方。

家族とともに過ごしながら、自分らしい生活を送るサポートをしてくれます。

 

「こんなに助かるなんて知らなかった!」という声も多い訪問看護。
次回は、実際の訪問看護の流れについて詳しくお話しします!

訪問看護は、あなたの暮らしを支えるだけでなく、笑顔や安心も届けるサービスです。

初めて利用する方もぜひご相談くださいね!次回の**「訪問看護の流れ」**もお楽しみに!

 

以上、第1回訪問看護雑学講座でした!

次回の第2回もお楽しみに!

 

 

合同会社りひとでは、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!

私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。

ぜひ求人情報ページをご覧ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております!

詳しくはこちらから!

 

apple-touch-icon.png